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業者選びポイント
独立系会社とメーカー系会社
エレベーターのメンテナンス・保守会社は、独立系とメーカー系の 2 種類に分けることができます。
この 2 つの大きな違いは、ランニングコストです。
独立系、メーカー系の違い、それぞれのメリット・デメリットをまとめました。
【独立系エレベーター会社】
メーカー系は自社や系列の保守会社を通じて自社の製品のみのメンテナンスを行うため、価格やサービス内容に競争原理が働きにくい状況でした。そこに風穴を開けたのが独立系の会社です。国内主要メーカー各機種に対応しており、開発・製造コスト等がかからないことから、メンテナンス費用が安く抑えられています。技術においては、メーカー系会社の下請け業者だったり、メーカー系会社を退職した技術者が在籍している場合もあるので、メーカー系と差はありません。
・小回りが利く
・専属の担当者が 1 基ずつ現状と経過を把握して対応
・低コストな会社運営により低価格な費用を実現
【メーカー系エレベーター会社】
エレベーターメーカー直轄のメンテナンス部門、又は直系のメンテナンス専門会社のことを言います。
メーカー系は、エレベーター本体を安く売り、メンテナンス契約で開発・製造コストを補うとされていました。そのため、メーカー系のメンテナンス費用には、開発・製造コストが上乗せされ、さらに、“安心・ブランド力” を武器に価格競争にさらされないため、費用が割高になりがちとされています。
・画一的な傾向
・故障ごとに担当者が違うことがある
・具体的な回答までに時間がかかる
以上のことを踏まえ、下記の基準をご確認の上、
メンテナンス会社を選択することをおすすめします。
ポイント① 緊急時の対応力
ポイント② 賠償責任保険加入の有無
ポイント③ 過去の実績
ポイント④ 価格の根拠
ポイント⑤ 昇降機検査資格者の在籍人数
ポイント⑥ 保守点検費用、リニューアル工事費用の適正の確認
ポイント⑦ メンテナンス要員 1 人あたりのメンテナンス台数のチェック
(1 人あたりの保守台数範囲が 200 台以上は対応にムラがでる)
ポイント⑧ 24 時間 365 日対応可否(地震、火災など緊急時の対応)
ポイント⑨ 問い合わせ等の対応の早さ