豆知識
良心的な業者の見分け方

エレベーターリニューアルやメンテナンスは業者選びがとても重要です。

エレベーターリニューアルやメンテナンスは、業者選びですべてが決まります。

ですので、後悔しないためにも、エレベーター業者を選ぶポイントを十分に学んでください。

特に考えなければいけないことについて以下の 3 項目を説明します。

悪徳業者について

タウンページでエレベーター業者を探す

大規模修繕を実施したゼネコンから紹介されたエレベーター業者に頼む

悪徳業者について

新聞やニュースで " 悪徳リフォーム業者 " が連日問題になっています。

特に 3.11 東日本大震災後の耐震工事や住宅リフォームは、ひどいものです。

リフォーム業界に限らず、どの業界にも悪徳業者というのは存在します。

エレベーター業界にも、少なからず存在します。

多くのエレベーター業者は、本当に親切で誠実です。ただ、一部のエレベーター業者は・・・。

<典型的な悪徳業者>

極端に値引きをするエレベーター業者
  • たとえば、あなたがリニューアル工事の見積書を見て、そのエレベーター業者に「1,500 万円だと予算オーバーで高いです」と言ったとします。
  • その際に「わかりました。では、900 万円でやります」というように、突然、極端な値下げをしてくるエレベーター業者が実際にいます。
  • エレベーターリニューアル工事は、素人から見ると工事費用の中身が曖昧で、部品単価や技術料でかなりの調整ができてしまうものです。
  • ましてや、普段エレベーターを使用する側は、全く目にすることがない建物屋上の機械室やエレベーター軌道構内に高価な重要保安部品が多数使用されています。
  • そして、お客様側には全く知識がありませんので、品質の悪さに気づくのは、工事が終わって数年が経過してからということになります。そうなったら、もう取り返しがつきません。
  • ですので、一つの目安として、
  • 「少し、値段が高い」とエレベーター業者に言った際に、『一気に値段を下げる』エレベーター業者は避ける方が賢明です。
  • 良心的でお客様の立場になって考えるエレベーター業者なら、あなたがお願いできる予算を考慮したうえで、見積価格に対する根拠をきちんと説明し、再度、提案内容を考えて精一杯の提案をしてくれるはずだからです。
他社のデザイン案でそのまま工事をしようとするエレベーター業者
  • あなたがすでにエレベーター業者からデザイン案や見積もりを提案されているとします。
  • そして、次に会った別のエレベーター業者に「これは同業他社さんのデザインですが、こんなイメージにしたいんです」と希望を話し、「おたくの会社でこんなデザインのエレベーターリニューアルをお願いすると、金額はどれくらいになりますか?」とエレベーター業者に言ったとします。
  • それに対する答えが、「うちの会社でしたら、このデザインのままで、この会社の 40%安い金額でリニューアルできますよ。うちは、お客様のことを考えて安くやりますから」などと言ってくるエレベーター業者がいます。
  • これもかなり悪質なエレベーター業者だと考えていいでしょう。
  • 「同業者のデザインでやります」ということ自体、良心的なエレベーター業者ですとプライドもありますし、モラルの問題もありますし、普通はありえません。
  • また、他社のデザインのままで値段を抑えるということは、目に見える部分は同じでも、目に見えない部分に手抜き工事をするということです。
  • 以上のことからもお解かりのように、どこかの部品代や工事費を抑えないと、価格は安くできません。このような業者は工事も適当で、後々トラブルになる可能性があります。安くていい物を…と考えるのは当然のことかもしれませんが、エレベーターは人の命を運んでいる以上 “安全第一” でなければなりません。なので「安さ」ばかりにこだわると、安全性を損なう可能性や悪徳業者に騙される確率が高くなりますので注意が必要です。